セロー250のスイングアームピポットベアリング化

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お盆休みに入ってから一向に天気が良くなりません
出掛ける予定がすべてキャンセルとなり、時間はたくさんあるので、ついに重たい腰を上げてみました
最近、セロー乗りの間でベアリング化が流行っているので、先人達がブログ等で情報を載せてくれているので、自分で一から調べる必要がないので安心です
今回用意したもの
純正外部品
NTN製シェル形針状ころ軸受けHK形 HK1816LL ×4
M8 長ボルト & ボルト & ワッシャー
ヤマハ純正パーツ
90386-18099 ブッシュ ×2 ←蓋用の新品です
90387-123V9 カラー  ×2 ←リンク部のカラー
90387-126X9 カラー  ×1 ←リンク部のカラー

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用意した部品です
リング部のカラーも以前OHしたときに一部錆びがあったので今回交換します

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これがベアリング挿入用の長ボルト
なぜM8かというと、ラチェットのソケットをアダプタ代わりにするので、貫通出来る太さでないと使えないので

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ベアリングの外形です

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ベアリング打ち込み時に使用するソケットです

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手持ちの17mm用ソケットが一番フィットしました

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まずはタイヤを外します

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タイヤ交換したのが5月ですから、その時にグリスアップしてくれているので綺麗ですね

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まずリンク類を外してしまいます
OHしたのが2年前ですから結構汚れてます

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スイングアームも汚いですね
まあオフ車ですから(笑)

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リアホイールのシャフトは綺麗でした

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さて、問題のブッシュです
これを抜かないといけません
皆さん苦労されていたようですが、後ろから叩いて抜くのが一番と聞いていたので、M8の長ボルトを使って後ろから叩いてみますが、ビクともしません (T-T)
30分くらい格闘していたのですが、抜けません・・・疲れたのでしばし休憩
ブッシュは樹脂製?みたいなので、中で真っ二つにすることに
板ノコ使って内側からガリガリ切って、溝を2本入れてから後ろから叩いたらなんとか抜けました
当たりが変わるところまで慎重に切りましたけど、まあピポット部に多少傷が付いてもベアリング挿入するのであまり影響は無いかと(笑)
もう片方も切り込みを入れてから、M8のボルトだと叩く部分が小さくて欠けてしまうので、ソケットレンチのエクステンションを使って叩いたら、なんと一発で抜けました(笑)
やはり当たる面積が多い分、ブッシュ全体に力が掛かったのかと
両方ブッシュが入った状態だと、太くても18mmまでしか入りませんからね~
ちなみに、ソケットのエクステンションは直径が22mmありました

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ピポット内部を掃除してからモリブデングリスを薄~く塗って、いざベアリング挿入
と、思ったらM8の長ボルトを使ってカラーを叩いて抜いていたので、ネジ山が潰れてナットが入りません)
長ボルト1本しか買ってなかった~ (T-T)
しばし考えて、いいやこのまま叩いて入れてしまえと・・・
ソケットを直接ベアリングに当てて、慎重に叩きながらベアリングを挿入していきます
2個とも以外と簡単に入りました
本当ならM8の長ボルトでベアリングプーラーよろしく少しずつねじ込む予定だったんですけどね~
入ったので良しとします
★教訓
ベアリング挿入用のスペシャルパーツとは別にブッシュの叩き出し用に金属棒を別に用意する事
出来ればなるべく太いもの(ただし18mm以下でないと両方にブッシュが入った状態では貫通出来ません)

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こんな感じ

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これに純正ブッシュを蓋代わりにするので、挿入部を5mm程残して切断したものを挿入して完成
ちなみにブッシュは内径を少し削って拡げてあります
スペーサーがブッシュと接触すると抵抗になるので
あくまでベアリングが主役ですからね~
ブッシュも板ノコで切ってから、紙やすりで削りながら高さ調整をしました
ノギスで計りながら微妙に隙間が空くように調整してあります(グリス溜まり)
モリブデングリスをたっぷり塗り込んで、以上完成です!

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掃除をしてから組み付けていきますが、中途半端な姿勢なので腰が痛~い
14:00頃から作業を始めたのですが、カラーを抜くのにとこずったので、すっかり暗くなってしまいました

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とりあえず完成
で、さっそくまたがってみた感想は・・・
サスを圧縮してからの戻りがあきらかに速いです
しかも、滑らか(OHしてるのもありますが)
少しサスが柔らかくなったような錯覚になります
あ~早く試し乗りした~い

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暗くなってしまったので慌てて取付してたら、最後にワッシャーが余りました(爆)
青い箱から出て来たので、写真を見ていて気が付きました
たぶん、リアホイールシャフトのワッシャーですね(笑)
明日付け直しですね
それにしても、ベアリング化は意外と大変でした
カラーが簡単に抜ければもっと楽なのに
でも大変な分だけ効果はあるみたいです
ヤマハさん、ちょっとコストダウンしすぎじゃないですかね
一番肝心なところ手抜いてどうすんですか(コストダウンだって)
グリスニップルは無いし(大昔のXTにはあった)
ユーロ4対応のABS積んだ新型が出るらしいけど、このあたりを改善してる事を祈ります

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 私もカラーを抜くのに苦労しましたよ。
    木の丸棒とか塩ビパイプとか使いましたが結局両方共削れちゃったりして失敗
    彫刻刀で溝を作って力技で割って取り出しました。
    ここがやっぱりいちばん苦労しましたねぇ。
    耐久性の懸念も私のセローの状況からしてほぼないものと思いますよ。

  • makiさん>
    サービスマニュアルにはブッシュの取り出し方とか一切書いてないんですよね~
    あれってヤマハのディーラーさんは専用の工具とかあるんですかね
    プロはどうやって取るのか見てみたいです
    最初は苦労しましたが、2個目はラチェットのエクステンションを使ったら思いのほか簡単に取れました。
    ベアリングされた皆さんの記事を見る限り、耐久性については気にする事は無さそうですね
    それにしても早く試してみた~い

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