先日、リムテープの貼り替えをした際に発見してしまった、Fフォークのオイル漏れですが
当初はバイク屋さんに修理に出すつもりでいたのですが、見積もりを取ってみたら思いの他
高かったので、キャンセルして自分でやる事にしました
NINJA1000のFフォークは倒立タイプなので、正立タイプとは違う特殊工具が必要になります
Yutubeの動画を見て予習して、必要な工具を揃えました
購入した工具類は下記の通り
Generic フォークオイルシールドライバーケース付 33-54MM (Amazon)
プロト フォークシールドライバー ケース付 40-50MM (楽天)
KURE シリコングリースメイト (180ml) スプレーグリス1066 (Amazon)
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デイトナ バイク用 フォークオイル 油面調整ツール 75250 (Amazon)
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デイトナ バイク用 オイルシールリムーバー 96530 (Amazon)
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STRAIGHT ミニフックシールリムーバーツールセット 12-899 (Amazon)
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OldBones ユニバーサルオートバイ用フォークスプリングコンプレッサー (Amazon)
OldBones ユニバーサルオートバイ用フォークスプリングコンプレッサー (楽天)
OldBones ユニバーサルオートバイ用メンテナンスツール 5イン1ツール (Amazon)
OldBones ユニバーサルオートバイ用メンテナンスツール 5イン1ツール (楽天該当品なし)
パール金属 日本製 耐熱 計量カップ 500ml 食洗機対応 BLACKS C-8622 (Amazon)
パール金属 日本製 耐熱 計量カップ 500ml 食洗機対応 BLACKS C-8622 (楽天)
Ledgle 1/8"ロープラチェット 150 lbs荷重、完全ロック 4個セット (Amazon)
Ledgle 1/8"ロープラチェット 150 lbs荷重、完全ロック 4個セット (楽天)
YESprime バイス テーブル 万力 クランプ 1個 (Amazon)
卓上万力 バイス テーブル クランプ 1個 (楽天)
水戸工機 ヘックスソケット 314HT 対辺寸法:14×差込角:9.5×全長:66mm (Amazon)
水戸工機 ヘックスソケット 314HT 対辺寸法:14×差込角:9.5×全長:66mm (楽天)
この中で、デイトナのオイルシールりムーバ-は不要でした
念のため購入したのですが、オイルシールはインナーチューブを引っ張ると簡単に抜けたので
それと、NINJAのフロントアクスルは、14mmのヘックスソケットという特殊な仕様です
当初、車載工具に入っている太いヘキサゴンレンチでいけると思っていたら、サイズが違うん
ですよね~(リアの調整用とサイズ合わせてよ)
上の写真のものは、旋盤とかで使用するバイスみたいですが、アルミ製で結構軽いんです
Fフォークを立てた状態て固定するために、Yububerさんが使用していたのを見て真似しました
→ まーさんガレージ/Ma-san Garage
ホムセンで購入した10mm厚の板に固定して、置いた際により安定するようにしています
真鍮製のフックは、専用工具代わりに使用します(フォークスプリング圧縮用)
今回購入したパーツ類です
スプリングも交換しようかと思ったのですが、在庫切れでした
なのでスプリング以外は、アウターチューブ側の消耗品を交換します(品名は純正表記名)
1.シ-ル,タ゛スト 価格:¥990 x 数量:2 = 合計:¥1,980
2.リンク゛(スナツフ゜),フオ-ク アウタ 価格:¥264 x 数量:2 = 合計:¥528
3.シ-ル(オイル) 価格:¥1,045 x 数量:2 = 合計:¥2,090
4.スヘ゜-サ,フオ-ク アウタ 価格:¥440 x 数量:2 = 合計:¥880
5.フ゛ツシンク゛(フロントフオ-ク),カ゛イト゛ 価格:¥869 x 数量:2 = 合計:¥1,738
6.カ゛イト゛(フオ-クスフ゜リンク゛) 価格:¥550 x 数量:2 = 合計:¥1,100
7.フ゛ツシンク゛(フロントフオ-ク) 価格:¥869 x 数量:2 = 合計:¥1,738
8.リンク゛(0) 価格:¥187 x 数量:2 = 合計:¥374
9.カラ- 価格:¥627 x 数量:2 = 合計:¥1,254
10.タ゛ンハ゜ 価格:¥286 x 数量:2 = 合計:¥572
これに、KAWASAKI カワサキ SS-47 サスペンションオイル(フォークオイル) (楽天) \4,620
部品代だけの合計で、\16,874でした ((+_+))
これに工具類を足すと約40Kとなりますが、バイク屋さんの見積もりより20K以上安くなります
さらに、オイルシールとスナップリングとダストシールだけの交換ならオイル入れて9,210円です
ちなみに、NINJA 1000のフォークオイルは、SS-47(SEA47)という粘度が少し特殊なオイルでした
調べてみたら、SS-47だと粘度が36.2との事なので、SHOWAのSS-47と同じ粘度なので
中身は同じもの?ですかね(サスがSHOWA製だし)
それでは作業に入ります
まず、カウル類をすべて取り外します
この後、Fフォークのアッパーボルトを緩めてFフォークのトップキャップボルトを緩めておきます
外してしまうと緩めるのが大変なので
Fフォークを外した図
Fフェンダー、Wディスクキャリパー、ABSセンサー、Fホイルをすべて外してからFフォーク
アンダーボルトを緩めてFフォークを抜き取ります
Fフォークを外すまでが、結構大変でした ((+_+))
オイル漏れしている方は、結構汚いですね~(裏側にオイルがベッタリ付いてました)
結構前から、既にオイル漏れしていたのかも知れませんね
トップキャップボルトを外してから、カラーにコンプレッサーツールを取り付けて下から引っ張って
このボルトが見えるまでフォークスプリングを圧縮します
白いカラーとナットの間に工具を差し込んでナットを緩めますが、ここが皆さん一番苦労するところ
フォークスプリングを圧縮するための専用工具(台)があるのですが、これが結構な値段する
のです(3万くらい?)
なので、皆さん自作したり代用品でやられてるみたいですが、そりゃ~、何回も使う工具では
ないですから安く済ましたいですからね
わたしは、このロープラチェットを使用して、フォークスプリングコンプレッサーとバイスを
カラピナで繋いで、ロープラチェットを使用して引っ張って圧縮しましたけど、NINJAの
フォークスプリングの力を甘く見ていた様です
最初、2本でやったらロープが伸びてしまい、なかなか圧縮出来ないので、さらに2本追加
4本で圧縮したらようやく圧縮出来ました
おそらく、もう少し耐荷重のあるものでやればスムーズに出来たかもしれません
購入したロープラチェットはキャンプ用途なんですが、上の写真の様な荷物用ラッシングベルトを
買えば良かったと少し後悔しました
KOKITEAラッシングベルト黒 巻側 4m 幅2.5cm 固定バンド 破断荷重800kg/本 最大使用荷重225kg (Amazon)
KOKITEAラッシングベルト黒 巻側 4m 幅2.5cm 固定バンド 破断荷重800kg/本 最大使用荷重225kg (楽天)
これなら225キロまで耐えられますから、スプリングの力は楽勝で押さえられますね
ちなみに、NINJAのFフォークに使用されているカラー(白いやつ)は、あまり厚みが無いので
今回使用した様なフォークスプリングコンプレッサータイプだと、丸い穴が裂ける可能性があるので、
あまりお勧めしません
純正工具は、薄板をカラー上部にはめて下に引っ張るタイプなんですよね
実際、1本目をやった際にラチェットロープで引っ張り切れずに、ガシャンと戻った際にカラーの
穴に少し傷を付けてしまいました
圧縮工具の穴に差し込む部分を少し締め付け過ぎたというのもありましたが、ロープラチェットを
両側同時に均等に締め付けが出来ないのでバランスが悪くなるんですよね
(紐は両側引っ張ってましたけど、なかなか同じ様に引っ張るのは難しいので)
なので、きちんと両側を同時に圧縮出来れば安全に圧縮は出来るのかなと
もう一回これを使う機会があるかどうかわかりませんけど、何回もやるなら、下の様な専用工具を
購入したいところですが、なにせ価格が高いんですよね
KOWA コーワセイキ フォークスプリングコンプレッサーII (楽天)
フロントフォークを固定しておいて、カラーに専用工具を付けらボルトを締め付けて
圧縮していくタイプです
プロショップでも使っているやつなので、金額も34,100円とかなりお高め
そしたら、セローのサスで有名なTGRでも出していました
こちらは、19,800円と少しお安いですが、それでも高いですよね
TGR TECHNIX GEAR TGRテクニクスギア フォークスプリングコンプレッサー (楽天)
ただ、定期的に使用するのであれば2回使えば元は取れそうですけど(工賃高いので)
何より専用工具なので、フロントフォークを痛めずに確実に作業が出来ますから
もう少し安ければ私も買っておきたい工具ですね(角パイプで自分で作れそうな気も)
上の写真はスプリングを圧縮して、ナットが見えた状態です
見えてるナットの下にストッパーを差し込んでカラーが動かない様に固定します
ナットにスパナを掛けて、トップキャップの外側の30mmのボルト部分にスパナをあてて緩めて
いくと、トップキャップを固定している下のネジから外れますので、そのまま引き抜きます
ちなみに、トップキャップにもOリング(パッキン)が付いているので、組み付け時に交換しました
トップキャップを引き抜いたら、Fフォークを逆さまにしてフォークオイルを抜きます
4万キロ(10年経過)走っていますから、色も少し褪せていますし写真にも写っていますが、
最後の方で黒いオイルが少し出て来ました
オイルを抜いたら、ダストブーツを外してオイルシールを止めているリングを外したら、インナーチューブを
持って横に何回か引っ張れば、アウターチューブからオイルシールが抜けてインナーチューブを引き抜く事が
出来ます(ここは力もそんなに要らないので以外と簡単です)
一応、スプリングの長さを計測してみました
整備マニュアルには、スプリング自由長が標準で313mm、使用限度が307mmとの記載がされています
外したスプリングの自由長は、310mmありましたから交換しなくて正解でした
すべてのパーツを外して、洗浄した後です
今回は、インナーチューブ下部のボトムアレンボルトは外さないので、インナーチューブ内のピストン部分は
分解していません
順番通りにパーツを入れて、オイルシールハンマーで叩いてオイルシールを入れます
オイルシールは、思っていたよりも簡単に入りました
なお、オイルシールは向きがあるので注意が必要です
忘れずにスナップリングでオイルシールを固定してから、スナップリングが回るかを確認します
スナップリングが溝にちゃんとはまっていないと回りませんからね
本体の組み立てが終わったら、Fフォークを一番縮めてからフォークオイルを入れ油面を計測します
フォークオイルの規定量ですが、オイル交換時は420ml、分解時は492mlプラスマイナス2.5mlとなります
オイルは規定量より少し多めに注入してから、エア抜きのために上下に可動させてから少し置いてから
油面の高さを計測します
規定は、アウターチューブの最上部から91mmプラスマイナス2mmです
オイルレベルゲージをセットしたら、シリンジ(注射器)で余分なオイルを吸い取れば、セットした
油面高さになりますから簡単です
今回は分解したと言っても、下部のピストン部分は分解してませんから、オイルがまだ若干残っている
可能性もありますから、油量ではなく油面で計るのが一番正確だと思います
実は作業中に、シリンジ(注射器)が思いのほか固くて、力を入れたら斜めに押してしまったのか
ポッキリ折れてしまいました
なので急遽、キジマのブレーキオイルチェンジャーに付いているシリンジを出して流用しました
見比べたところ、見た目がまったく同じだったので製造メーカーは同じみたいです
ちなみに、デイトナでは補修部品でシリンジだけ購入可能です
これ、油面調整ツールの補修部品ではなくて、ブレーキフルードチェンジャー用の補修部品なんですが
シリンジ自体は、まったく同じ物ですから問題は無いと思います(一応、自己責任でお願いします)
デイトナ エア抜きポンプ ブレーキフルード交換 150mm 内径φ4 シリンジ 50ml 92812 (Amazon)
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油面調整が終わったら、エア抜きをもう一回してから逆の手順で組み付けていきます
あとは綺麗に洗浄して、いっちょ上がり(笑)
1本目はスプリングの圧縮で手こずりましたけど、2本目はあっと言う間に終わりました(整備あるある)
上は、交換した部品です
オイル漏れしていた方のオイルシールは、スプリングが外れてしまっていましたので、かなり劣化が
進んでいたみたいです
ダストシールも上の写真だと良くわかりませんが、縁のベロ部分がヒビ割れしていてボロボロでした
動く方のブッシングメタルも、擦れて色が変わっていましたから、オーバーホールして大正解でした
ダストシールに、ラバープロテクタントを塗っておきました
これ、ゴムパーツを保護して劣化を防いでくれるみたいです
ヒビ割れすると砂とか異物の侵入を許してしまうので、オイルシールの劣化が早まりますからね
Fフォークを車体に取り付けてから、ホイールを付けて左右にハンドルを振って変なよじれが
無いかを確認します
その後、アンダーとアッパーのボルトを本締めしました
両側のフォークの高さが違うと走行安定性に影響するので、ここは大事なところです
ここまで来たら、ブレーキキャリパーを取り付けてからカウル類を付ければ完成です
いや~、初めての作業とは言え、丸1日掛かっちゃいました
最初の分解時、スプリングを圧縮するところで少し手こずってしまったので、要領がわかって
からの作業は早かったんですけどね
これで、Fフォーク修理の仕方もわかったので、これからは自分で修理が出来ますね
工具は揃っているので、今後はパーツ代だけで出来ます(スプリング圧縮方法は要検討ですが)
それにしても疲れた~ ((+_+))
コメント
コメント一覧 (2件)
お疲れさまでした。
綺麗に並べられた工具やパーツを見ると結構な点数が必要なんですね~!
原付とはわけが違いますわ
工具とパーツのお値段見てちょっとびっくりしましたが、プロに任せるとさらにその上数万円とのこと(*´з`)
車検並みの費用が掛かりそうです。
オイルシールの挿入が一番のネックって思ってたので、簡単そうに終わってしまって拍子抜けww
しっかり整備できた様なので安心してバイクシーズンに入れますね。
makiさん>
Fフォークは分解した事が無かったので(オイル交換のみ)特に倒立タイプの構造とか良くわからなかったので
良い機会なので自分で分解して理解を深めようと思ってやってみました
少し失敗した部分もありますが、最終的にはきちんと整備出来たので良しとします
追加でパーツ手配とか出ましたけど、それでもバイク屋さんの見積もりよりは安いので
(技術料が無い分安いです)
今週も右側だけ再度全パラしたので、完全に構造は理解出来ました
O.Hも無事に終わって本格的なバイクシーズンに安心してツーリング行けます
オイルシールは結構簡単にはまりましたよ
今週、右だけ再O.Hしましたけど、先週のオイルシールなんて一回でスパーンと抜けて、入れる時にもズルって感じで入りました