昨年11月に行った富士山ツーリングでの出来事

あの出来事があってから丸2ヶ月が経ちました。
NINJAも自分の体も完全復旧しましたし、心の整理も付いたので備忘録として書こうと思います。
2015年11月28日(土)は朝起きたら久しぶりの快晴。
バイクに乗れていない日々が続いていたので、ツーリングに行きたかったのですが体が少し疲れ気味だな~と思い、めずらしく少し悩みました。
いま思えば、そのまま体を休めていれば良かったのかな~と。
とりあえず富士山を見に行こうと思い、圏央道西ICから乗って冨士吉田へ。
紅葉が少しは残っていないかな~と期待しながら河口湖まで行きましたが、まったく残っていませんでした。
なので、そのまま河口湖は走りすぎて本栖湖方面へ。

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とりあえず朝霧高原を目指します。

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朝霧高原で撮影した富士山です。

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いつもの、もちやドライブインで休憩。

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これまたいつもの、力うどんを食べました。
少し休憩して、早めに帰ろうかとここから来た道を戻ります。

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途中にある朝霧ジャンボリーGCの道を入ったところで。
この先の野外活動センターの手前でUターンしたのですが、なんでもない道で立ちゴケしました。
やはり、疲れていたみたいです。 (-_-;
でもなぜか立ちゴケする時は、いつも右なんですよね。
左側にはコケないのはなぜ?
登り坂でおもいっきり横に倒したのですが、舗装路だと意外とすんなり起こせました。
気を取り直して走り出しR139より、もう一本東寄りの県道71号に入って帰路へ。

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途中にあった展望台から見る南アルプスの山々。
R139に戻り、冨士吉田から高速にのってそのまま帰れば、立ちゴケしちゃった~で終わったのですが・・・
このあと山中湖まで行って道志みちに向かった事で、とんでもない事が起こりました。

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山中湖畔から見た富士山。
この時点で12:46でした。
少し時間が早かったのもあって、道志道を通って帰ろうと思ったんですが、この頃になるとかなり気温が下がって来たので持っていた使い捨てカイロをお腹に貼って出発。
この時は春夏用ジャケットにインナージャケットは一応着ていましたが、少し薄着だったので体が冷えてきていました。
いつもの様にR413に入り山伏峠を越えて、いつもならこのまま道志みちの駅で休憩するという、ごくごくありきたりな走り慣れたコースだったのですが・・・
山伏峠を越えてからコーナーを3つか4つ回ってS字の下りのコーナーを抜けたところで事件は起きました。
普通なら、ゆるい右コーナーを少しアクセルオンで抜けていくところを、この日は少しオーバースピードで入ってしまったという事もあり、フロントブレーキを掛けたのですが、なぜかそのときは自分で思ってる以上に強くレバーを握ってしまったのです。(なぜか2段階で)
下りでフロントブレーキを強く掛ければフロント荷重になりますから、当然リア荷重は抜けてしまいます。
言ってみればフロントだけで走っている様な状況に陥りコントロール不能に。
バイクも車もコーナーでは十分に減速して、アクセルオンで回るのが鉄則なのですが、この時には一番やってはいけない事をしてしまいました。
あ、でもオーバースピードでコーナーに入ったのがすべての原因ですけどね(汗
目の前にガードレールが迫って来ていたので、とっさに空いていた左側の空間にバイクを向けると
そこは川でした(笑)
笑い事ではないんですけど、その時は意外と冷静で停まれない~!と思った瞬間にダイブしてました。

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これがその現場です。
いま見ると、こんなところに落ちたんだと恐ろしくなります。 (@_@)

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2枚目はレッカーで引き揚げてる図。
警察に連絡してから、すぐにJAFにレッカー依頼を掛けたのですがなかなか見つからず、結局バイク保険を掛けていた保険屋さんに依頼してレッカーを探してもらったら、河口湖のレッカー業者が来てくれました。
落ちた時は結構な衝撃で、ヘルメットのシールドが吹っ飛びました。
幸いだったのは川の土手が土で、しかも濡れていたためかなり泥濘んでいた事。
そのため着地のショックがかなり吸収されたと思われます。
さらに、川の水がほとんど流れていなかったので水没を免れた事。
また、反対側の土手も土だったので、ここで衝突のショックを吸収してくれました。
バイクは引き揚げた時には思わず廃車か~とも思いましたが、被害はフロントに集中していたのでなんとか復旧する事が出来ました。
持ち込んだバイクショップの親父さんには、もし相手が車とかなら普通廃車にする事故内容だよと言われ、本当に治すの?って何回も聞かれました。
それでも根気よく車体を調べてくれて、復旧出来るよと言われた時には嬉しかったです。
バイクは1週間掛けて調べてもらった結果、フレームはまったく歪み無し。
左フロントフォークに若干の曲がりがあるため交換。
フロントホイールは2箇所に凹みがあるので交換。
ハンドルフォルダー(アンダー)は、ハンドルストッパーにクラックが入ったので交換。
右サイドカウルと右アンダーカウルは割れてしまったため交換。
ラジエーターにもヒットがあったため、液漏れするのが嫌なので交換となりました。
落ちている写真を見ると左に倒れているのですが左サイド側はほとんど被害無し。

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ヘルメットの傷が衝撃の激しさを物語ります。
傷のほとんどは木の枝や地面にぶつかった時の傷ですけどね。

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左フロントフォークが新品なので、シルバーが濃いです。

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左カウルのあちこち擦り傷があります。

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右カウルは新品なのでNINJAロゴがまだ貼ってありません。(今日貼りました)

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ラジエーターも新品です。

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とりあえず綺麗に復旧されました。
バイク屋の親父さんも最終チェックで乗ってみたけど、まったく問題無いよと言ってくれました。
体の事もあったので、昨年末には受け取らず年が明けてからバイクは受け取りました。
体も事故直後はには凄く痛かったのですが、病院に行って検査した結果、骨折はまったく無し。
頭もMRI撮りましたが影響なしとの事でした。
打撲は特に左半身(肩、腕、太もも)の腫れと痛みが取れるまでに結構な時間が掛かりました。
手首も後から痛みが出て来たり、首も軽い鞭打ち症状が出ていたのでリハビリに通いました。
今回、バイクの任意保険でレッカー費用やバイク屋からの引取費用、さらに通院一時金とかも出たのでNINJAの修理代の足しになりました。
やはり任意保険は大事ですね。
自分の不注意から起きた事故ですが、他人に怪我とかをさせる事が無かったのが不幸中の幸いでした。
たぶんガードレールに当たっていたら、そのまま5メートル下の川に転落して死んでいてもおかしくない場所なので(過去に数回事故があった場所の様ですが)打撲で済んだのが奇跡だと警察の方から言われました。
今後は安全運転で(体調管理も万全にして)バイクライフを楽しみたいと思います。 ←懲りない人(笑)
一部の方には大変ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした。
とりあえず完全復帰しましたのでご安心ください。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (8件)

  • 復活おめでとうございます。
    何より大怪我にならなかったのは奇跡的ですね。
    そしてバイクも復活とはラッキーかと思われます。
    画像みた限りでは、恐ろしい状況です。
    私もかなり以前にクリスタルラインの下りでブレーキかけて浮き砂があり転倒。縁石にぶつかって止まり、落下を防げた事がありました。
    無傷でしたが、こんな山の中で落下でもしていたらとぞっとした気持ちでした。
    安全運転心がけていてもひやっとする事は起きてしまします。今回のブログみて、さらに肝に銘じます。

  • 暫く更新がなかったので、ちょっと気にはなっていましたが、こんなこととは・・
    しかしバイクもろとも落下したのに入院もなく済んだというのが奇跡ですね。
    奇跡と同じ発音でいやーな言葉がありますが、ほんとそれにならなくてよかった。
    ニンジャも無事に復活されたようですし、ほんと不幸中の幸いでした。
    私もCBに乗っている時に狭い道でブラインドコーナーから現れた定期バスに驚き握りゴケ・・
    肋骨骨折してましたが家まで自力で帰りました。
    暫くバイクに乗るのが怖かったです・・
    申し訳ありませんが、これを他山の石として、私も慎重な運転に心がけるつもりです。
    それにしても大事にならなくてよかった!
    お身体お大事になさってくださいね。

  • 塞翁さん>
    いつもの通い慣れた峠道の下りなのになんで?と事故直後は起きた事に納得がいきませんでした。
    冷静に考えるといろいろな小さなミスが重なって、このような事故になるんですが・・・
    事故直後に必死で起き上がった時に、足あるかなと思わず見てしまいました(笑)
    これに懲りて安全運転に徹して行きたいと思います。

  • makiさん>
    大変ご心配をお掛けしました。
    セローでも何回か似たような状況になった事があるのですが、その時にはなんとかリカバリしていたんですよね。(危ないっちゅ~の)
    さすがにNINJAの重さではリカバリは出来ませんね(笑)
    警察の方にもレッカーのドライバーさんにも、良く生きてたね?と言われました(汗
    オフロード車歴が長かったのが少し役にたったみたいです。
    こういう事にならないように気を付けないといけない年頃なんですけどね。
    バイクに対して少し慢心があったのかも知れません。
    今後は慎重な運転に心がけてバイクライフを楽しみたいと思います。

  • た、大変な事故に遭われていたんですね。。
    現場写真が壮絶さを物語っていますが、何よりご無事で良かったです。
    峠の下りはセローに乗っていた時は、そもそも飛ばさないですし恐怖はなかったのですが大型に乗り換えてからは、「これは危ないな」と思ってしっかり減速するようにしています。後ろに早いバイクがきていても笑
    そうは言ってもコーナーの度にそれが100パーセント実行できる訳ではないと認識を改めたいと思いました。
    またバイクライフを楽しみたいという言葉が、少し嬉しかったりします笑
    今まで以上に楽しいバイクライフを送ってください。

  • infinityさん>
    いやいや、本当に無事で何よりです(笑)
    正直なところ、事故になる時は自分でも予期しない事が重なり合って事故になるんだなと改めて思いました。
    特に大型バイクは人間のコントロール出来る範疇を簡単に超えてしまう領域に突入してしまうので、注意してもしたり無いです。
    NINJAに乗り出して丸3年経って、慣れからか油断していたのかも知れません。
    安全運転を貫くのって意外と難しいのですが、死んでしまっては楽しめませんからね。
    今後は気を引き締めて乗りたいと思います。

  • 写真を見てびっくりしました!
    道路から落下地点まで結構な高さですね。
    ご無事で本当に良かったです。
    Ninjaくんも復活おめでとうございます。
    私はER-6fで通勤しようとして家を出て最初の交差点で転倒したことがあります…
    火花を飛ばしながら滑って行くバイクをアスファルトに寝転がって見ていました(^^;)
    寒いとタイヤのグリップも落ちるし、安全運転で楽しみましょう。
    本当に復活出来て良かったです!

  • ソラネコさん>
    ありがとうございます。
    たぶんソラネコさんも同じ日に同じ場所を通られていると思いますが、夕方前には撤収出来たので現場を見られないで済んだかなと(笑)
    本当に紙一重の差で復活出来ました。
    これに懲りて慎重な走りを心がけたいと思っています。

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